皆さんこんにちは。

湘南デンタルクリニックです。

「歯を白く漂白する」ホワイトニングは、すべての歯に適応できるものではありません。

今回は、ホワイトニング治療をできる歯とできない歯についてわかりやすく解説します。

※ホワイトニングは自由診療です

神経が生きている天然歯であることが前提

ホワイトニングの対象となるのは、天然の歯です。

それも、歯の神経である「歯髄（しずい）」が生きている必要があります。

外傷やむし歯などで歯の神経が死んでしまっている場合は、特殊なホワイトニング法が必要となります。

ですから、一般的なオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの行う場合は、「神経が生きている天然歯」でなければならないのです。

人工歯はホワイトニングの対象外

レジンで作られた詰め物や被せ物は、経年的な着色や変色が起こるため、ホワイトニングしたいと希望される方も少なくありません。

けれども、「レジンを始めとした人工歯」は、過酸化尿素や過酸化水素からなるホワイトニング剤で白くすることができません。

そのため、人工歯は例外なくホワイトニング治療の対象外となります。

【こんな歯はホワイトニングできません】

• むし歯の詰め物や被せ物がある歯
• ブリッジ
• インプラント

人工歯を白くしたい場合は、歯の作り直しや再治療が必要です。

自由診療のセラミックやジルコニア素材は黄ばみにくいので、歯の白さが気になる方にはおすすめします。

歯に亀裂が入っている歯は先に治療を

歯の表面を覆っている「エナメル質に亀裂」が入っていると、そこから薬剤が入り込んで、神経を傷めるおそれがあります。

治療によって歯の亀裂を塞ぐことができれば、ホワイトニングも可能となります。

むし歯や歯周病にかかっている歯

むし歯や歯周病にかかっている場合は、原則的にそちらの治療を優先することになります。

ホワイトニング剤が歯や歯周組織に悪影響を及ぼすかもしれないからです。

「むし歯治療、歯周病治療が完了」すれば、ホワイトニング処置も施せるようになります。

しかし、治療に詰め物や被せ物を使った場合、人工の素材の部分にはホワイトニング剤が効きません。

まとめ

このように、ホワイトニングは万能ではなく、効果がでる歯は限られています。

また、体質や妊娠などが原因でホワイトニングが受けられない方もいますので、カウンセリング時にお尋ねください。

当院までご相談いただければ、ホワイトニングできるかどうかも正確に診断します。

ホワイトニングできない場合も、できるだけ歯の見た目を白くするための治療を考え、ご提案します。

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